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首里石嶺のいえ

母と息子、二人家族の住宅。

施主の要望はコンパクトで、風通しのよく、明るい家。日中はクーラーをつかわずに窓を開けて暮らす事が多いとのことで、リビングの庭側の開口を広くとり、軒を深く、低く設ける事で、直射日光が室内に入らずに、風通しのよい設計としました。

この設計手法は、沖縄の伝統的な住宅の雨端(軒下空間)のつくり方を参考にしています。部屋の配置は、吹き抜けのあるダイ二ングを中心とし、そこに各居室が接するように配置しています。
廊下を設けず、移動動線を短くする事で、できるだけ居室部分に面積を確保し、コンパクトな平面計画としています。雨端の軒を、斜めに深く低く抑えた事で、包まれるような安心感があります。
また、外部と内部をゆるやかに繋げる緩衝帯となり、内と外の豊かな関係性がうまれました。

Details

Project Name: 首里石嶺のいえ

Date: 2018.9

Location: 沖縄県那覇市