Project|プロジェクト-住宅

亜熱帯のいえ

Tomigusuku, Okinawa, Japan | 2023

毎年夏場に強烈な台風が通過し、灼熱の太陽に照らされる沖縄。
耐風性や耐震性のある鉄筋コンクリート造と、
蓄熱しづらく調湿効果がある木造それぞれの利点を活かした混構造により、
高温多湿な沖縄の気候風土に適した建築を実現しました。

混構造による台風対策

沖縄はRC造の建築物が主流ですが、亜熱帯の高温多湿な気候には木造に適切な断熱を施す工法が適しています。一方、本物件は開けた土地で風当たりが強いため、台風対策が必要となります。伝統的な民家は敷地境界にフクギの木や石積み、軒を抑えた屋根によって台風を凌いできましたが、本物件の敷地条件ではそうした手法を取ることができません。そこで外壁に開口部を限定したRC壁を取り入れて台風や日差しを凌ぎ屋根と内部を木造化することで開放的な内部空間を実現しました。

亜熱帯の自然と調和した住環境

玄関から入る中庭には植栽と水盤を配置して涼やかな印象に。庭を介して内部空間とつながり、自然を取り囲み一体となった住環境としました。中庭側とテラス側の木製建具を開け放てば、風が通り抜ける東屋のような開放的な空間に。

沖縄の環境問題に寄り添う工法

近年はコンクリート用採石場の乱開発により、近隣の粉塵や水質汚染、土砂流出等の問題が指摘されています。本物件はコンクリート使用量を減らし、沖縄の環境も配慮した工法となっています。

Data

Project Name: 亜熱帯のいえ
Date: 2023.6
Location:沖縄県豊見城市
敷地面積:463.00㎡
延床面積:198.57㎡
構造規模:地上1階
建物用途:住宅
Award:
・JCD OKINAWA 空間デザイン賞(2023)
・グッドデザイン賞(2024)
・第10回沖縄建築賞 住宅建築部門 正賞(2024)