建設地は、もともと一筆だった土地を分筆した既存住宅の奥に位置し
周囲の敷地よりも下がった土地のため二方向を擁壁に囲まれ、裏側には隣家があり
四方を建物や擁壁に囲まれたような土地であった。
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敷地特性に寄り添う空間づくり
そこで、採光・通風・プライバシーを考慮し、主な生活空間を2階へ持ち上げる構成とした。
1階は駐車場、玄関、シューズインクローク、そしてシミュレーションゴルフ部屋のみを配置している。
2階部分のボリュームが大きくなるため、建物を片持ちで浮かせる構造とし、その足元に植栽を計画。
これにより1階の建物周りが閉鎖的にならず、明るく開放的になるよう計画した。

吹き抜けが育む光・風・緑のある暮らし
2階中央には吹き抜けを設け、そこからの通風、採光を確保した。
周囲を建物に囲われた敷地のなかでも、開口部をカーテンで閉め切る事なく過ごす事ができる。
吹き抜けにはシマトネリコを植え、2階からも緑を愉しむ事ができる。
また、レースカーテンを窓側ではなく階段側に取付る事で、ゆるやかに日射を遮りながら、冷房が下の階に流れないような計画としている。

パブリックからプライベートへつながる動線
動線は、吹き抜けを囲うような計画とし、階段を上がるとまずお客さんを招くLDKがあり、奥へ進むほど寝室などのプライベート空間へと繋がっていく。
ちょうど吹き抜けを挟んだ反対側の主寝室があり、吹き抜けを介して、気配を感じ取ることができる。
擁壁や建物に囲われた敷地の特性を読み解きながら、居住のプライバシーと外との繋がりを兼ね備えた計画ができた。
Data
Project Name:小禄のいえ
Date:2024.9
Location:沖縄県那覇市
敷地面積:355.46㎡
延べ床面積:264.06㎡
構造規模:地上2階
建物用途:一戸建ての住宅