Project|プロジェクト-住宅

勝連城跡文化観光拠点施設(あまわりパーク歴史文化施設)

Uruma, Okinawa, Japan | 2021

緑豊かな自然環境と遠方に広がる海を挟むように位置するうるま市勝連城跡周辺地域。
本物件は世界遺産・勝連城跡と海の間にあり、
景観に配慮しながら地域の活性化に資する歴史・文化・観光の発信拠点としての価値ある設計が求められました。

地産地消のランドスケープ

内・外装の仕上げに勝連城跡の周辺地域で採掘される琉球石灰岩(勝連トラバーチン)と、沖縄で開発された塩害に強く強度の高いHPC®(ハイブリッドプレストレストコンクリート:以下HPC® )を採用。HPC®はうるま市の花であるサンダンカをモチーフにしており、日射軽減・台風の飛来物カットのスクリーンとなります。「古来の資源も新しい素材も地元のものを地元で使う」という循環型のサステナブルな建築スタイルが、城(グスク)周辺のランドスケープに溶け込みます。

歴史ある環境との共生

「緑豊かな周辺環境と施設の共生」に着目。施設のスケールを周辺緑地の高さに納めつつ、勝連城跡の城壁の曲線美となじむよう、施設と回廊(アマハジ)のシルエットを緩やかに琉球石灰岩でつないでいます。来場者は城の麓から導かれるように展示棟へ足を運び、琉球王国時代にタイムスリップしたかのような感覚に包まれます。

回遊性を生む2つの回廊

展示棟から敷地内の観光ターミナルまで緩やかにつなぐ回廊が施設利用者の動線をデザインし、敷地全体の利用を促進。内部空間のホワイエは室内の回廊として計画されており、中庭を中心とした回遊動線を描きます。2つの回廊はリブガラスファサードを介して連続的なシークエンスを構成し、公園と歴史博物館のつながりを緩やかに統合しています。

Data

Project Name:勝連城跡文化観光拠点施設
       (あまわりパーク歴史文化施設)
Date:2021.3
Location:沖縄県うるま市
敷地面積:24,747.16 m²
延床面積:1,996.91 m²
構造規模:地上2階
建物用途:歴史博物館

(久友設計、細矢仁建築設計事務所 共同設計)